部分的な白髪染めを上手にするコツは?適切な頻度やアイテムの選び方
美容院でもセルフでも、「髪全体を白髪染めしたけど、しばらくすると根元の白髪が目立ってきてしまった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そんなときは部分染めを行い、気になる白髪をカバーするのがおすすめです。部分染めはコツを押さえれば、セルフでも気軽に行うことができます。便利なアイテムを活用しながら、部分白髪を染めてみましょう。今回は、白髪の部分染めをするメリットやおすすめの白髪用ヘアカラー、部分染めのコツ、注意点などをご紹介します。
目次
白髪を部分染め(リタッチ)するのにおすすめの白髪用ヘアカラーは?
部分染め(リタッチ)とは、新しく伸びてきた白髪を染めて、前回染めた髪色との差をカバーすることです。白髪染めをした後も数週間すると新しく伸びてきた白髪などが目立ってきてしまうため、きれいな髪色を保つためにも、こまめに部分染めをすることが大切です。ここでは、部分染めのメリットやおすすめのタイプ、頻度などをご紹介します。
部分的に白髪染めをするメリット
部分染めで染めるのは、新しく伸びてきた根元部分のみです。すでに染まっている部分と、目立ってきた根元の白髪の髪色の差をなくして、キレイな髪色に仕上げます。頻繁に全体染めを行うより、このように部分的に染めたほうが、お手入れの手間を省けます。サロンに通う合間にセルフカラーで部分染めすることで、染める頻度を抑えながら、キレイな髪色を長持ちさせられるのがメリットです。
部分染めには「クリームタイプ」がおすすめ
部分染めをするなら、粘性があって垂れにくい「クリームタイプ」を選ぶのがおすすめです。白髪染めには泡や乳液などのタイプもありますが、クリームタイプは狙った部分に塗布しやすいため、部分染めにぴったりといえるでしょう。伸びてきた根元の白髪もピンポイントで染められて、キレイにリタッチできます。
「シエロ ヘアカラークリーム」はクリームタイプで、専用コームを使って根元の部分もしっかり染めることができます。使用する際はブラシにワンプッシュするだけで、混ぜる手間もかかりません。1回で使い切る必要はなく、残りは取っておいて無駄なく使えるのも嬉しいポイントです。
白髪の部分染めをする頻度
部分染めを行うのは、全体染めから1カ月ほど経った頃がおすすめです。個人差はありますが、髪の毛は1カ月で約1~1.5cm伸びてくるといわれています。伸びた白髪が目立ってくる頃に染めると良いでしょう。
ただし、以前染めた部分も時間が経つと少しずつ色落ちしてきます。ムラが目立ってきたら、部分染めではなく全体染めを行うのがおすすめです。泡タイプである「シエロ ムースカラー」は高密着泡が細部まで浸透するため、染めにくい後ろ側や内側も、根元から毛先まで隙のない仕上がりになります。
白髪用ヘアカラーで上手に部分染めするコツ
白髪用ヘアカラーで部分染めをするときは、ブラシとコームの使い分けや、塗る手順などに気をつけましょう。ここでは、白髪用ヘアカラーを使った部分染めのポイントをご紹介します。
ブラシとコームを使い分ける
クリームをたっぷり塗りたい場合はブラシを使い、クリームをなじませたい場合はコームを使うのがおすすめです。また、細部まで塗布するなら、ミニブラシを使うと細かい部分の塗り残しを防げます。
「シエロ ヘアカラークリーム」に付属の専用クシは、ブラシ・コーム・ミニブラシがセットになった特殊な形状となっています。これ1つで染めたい部分に応じて使い分けられるため便利です。
白髪が目立つところから塗る
部分染めを行う際は、白髪が目立つ箇所から塗り始めるのがポイントです。生え際や耳周りなどの根元から、毛先の方向へゆっくりとブラシを動かしましょう。部分染めが終わった後はシャンプーで洗ってからよくすすぎ、コンディショナーやトリートメントなどを使って仕上げます。
自分で部分染めをする際の注意点
セルフで部分染めをするときは、どんなポイントに気をつけたら良いのでしょうか。ご自分で部分染めを行うときの注意点を解説します。
フルカラーした色と同じ色で染める
部分染めに使う白髪染め用品は、前回カラーした色と揃えることが大切です。違う色を使ってしまうと、根元だけ色が変わってしまいます。部分染めをする際に忘れないよう、前回染めた色みや明るさをメモしておきましょう。
また、最初から部分染めを見越して白髪染め用品を選ぶことも一つの手です。「シエロ ヘアカラークリーム」と「シエロ ムースカラー」は交互に使っても問題ないように色を揃えています。「シエロ ムースカラー」で全体染めを行い、「シエロ ヘアカラークリーム」で部分染めをするといった使い方もできて便利です。
シエロのシリーズは、ヘアカラーシミュレーションをご用意しています。商品を選ぶ前に、シミュレーションを使って仕上がりの髪色をチェックしてみてはいかがでしょうか。
トリートメントを活用する
部分染めをした後は、カラーケア用トリートメントを使うのがおすすめです。トリートメントによってキューティクルを保護し、髪を摩擦から守りやすくなります。また、洗い流さないトリートメントは、特にキューティクルのケア効果が高いといわれています。染まった色を長持ちさせるためにも、ぜひ活用しましょう。
ヘアカラー以外に部分染めに便利なアイテム
部分染めをしたいときは、白髪用ヘアカラーのほかに一時着色料やカラートリートメントなどを使って染めることもできます。それぞれ特長が異なるため、求める色合いやお悩みによって使い分けましょう。
カラートリートメント
髪へ負担を抑えながら染めたいときや、ちらほらと気になる部分白髪を隠したいときなどにおすすめです。使うたびに徐々に白髪を染められます。
特長
カラートリートメントの色持ちの目安は1~2週間程度です。髪表面をコーティングするように染め、ツヤを与えられます。使い方も簡単で、たっぷり塗った後に放置して、洗い流すだけで完了します。
利用シーンの例
カラートリートメントは、ヘアカラーより手軽に染めたい方におすすめです。髪や地肌をいたわりながら部分染めしたい場合に向いています。
また、カラートリートメントには全体染めに向いた商品もあれば、部分染めに向いた商品もあります。例えば、「シエロ カラートリートメント リタッチ用」は細かい部分にも塗りやすい「直塗りノズル」が採用されています。気になる生え際や根元の白髪にしっかりと塗布できるのが魅力です。
注意点
カラートリートメントは何度も使うことで徐々に白髪を染められます。連続して使用したほうが、効果を感じやすいでしょう。使用をストップすると1~2週間ほどで元の髪色に戻っていきます。
一時着色料(マーカータイプなど)
1日だけ白髪を隠したいときや、サッと白髪を隠したいときにおすすめです。なかでもマーカータイプは、クシのような形状が採用されているので、髪を根元からとかすように動かすだけで簡単に塗ってカバーできます。
特長
一時着色料は塗った後に放置する時間が不要で、すぐに白髪を隠したいときに活躍します。その場で使えるので、お出かけ前や外出先で使うことも可能です。髪や頭皮へ負担をかけにくい点もメリットです。
利用シーンの例
数本だけある白髪をサッと隠したい、外出前に発見した白髪部分を急いで染めたいといった場合に活用できます。また、サロンの合間に1日だけ白髪を隠したいときにもおすすめです。
注意点
白髪を長く染めるものではないため、シャンプーをすると色素が落ちてしまいます。また、雨や汗などの影響により、衣類や帽子に色移りする可能性があるため気をつけましょう。
お悩みに合うアイテムを活用して部分的に白髪染めしましょう!
ここまで、白髪を部分染めするメリットや染める際の注意点、便利なアイテムなどをご紹介しました。全体染めをした後も、根元の白髪が伸びてきたら部分染めを行って、キレイに染まった状態を保ちましょう。白髪染め用品には白髪用ヘアカラーやカラートリートメント、一時着色料などの種類があるため、ご自分の悩みに合わせて使い分けることができます。ご紹介したコツや注意点なども参考にしながら、全体染めの合間に部分染めを行いましょう。